新NISAの骨格がわかってきました。現状で最終決定ではありません。制度として決まるのは来年度、実施は再来年度、2024年4月からなので随分先ですね。大改正なので仕方ないでしょう。

今のところ判っているのは

１．制度恒久化
２．免税無期限
３．年間360万円、トータル1800万円まで投資（入金）可能
４．投資上限は売却後はリセットされる

これで大体の骨格は見えるのですが、実際に私が新NISAを利用する場合を想定すると疑問に思うことがあります。

a.  現行NISAは自動的に新NISA口座に移行されるのか、投資額は通算されるか否か、何らかの手続きが必要か
b. 売却した場合はその中に元金、利益が含まれるわけですが、上限投資額の枠内に利益分は含まれないのか。

いずれ制度が確定すればわかることではありますが、現行NISAからスムーズに移行できるようにしてほしいです。まさかとは思いますが、現行NISA解約のうえ新たに新NISA口座開設とか面倒なことは止めていただきたいです。出来ればこれまで積み立てた金額とは別枠、追加で上限の1800万円投資可能であれば有難いです。

また、今報道されているように、新NISAになれば一部もしくは全部売却後にまた新たに上限投資額まで投資可能ということで、使い勝手が良い一方で、投機的な短期売買を助長することにもなるので、そのあたりはどうかなと思いました。何らかの制限があった方が良いと個人的には考えます。

上手く活用するならば、新NISAは若い現役世代の投資による資産運用を強力に後押しするツールとなります。

逆に新NISAを利用せず従来通りの預金だけでは、長期的な資産形成で大きく劣後し、格差が一層拡大してしまうでしょう。

ガチンコ自己責任の益々厳しい弱肉強食、優勝劣敗の時代になるということです。

投資は自己責任です。