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イギリスの香港化

ブレグジットがまた土壇場で停滞。イギリス人は流石よくもここまで陰湿なことを思いつくな⁉️という、離脱協定案の実施に必要な全ての関連法が議会で成立するまで協定案の承認を遅らせるという修正案が可決され、情勢は泥沼化。


イギリス議会民主主義の悪いところが出てしまいました。権力の暴走や横暴を民主的手続きによって選ばれた議会がチェックするというのは良いですが、これは同時に衆愚政治、ポピュリズム、何も決められない政権に陥りかねません。


恐らく最終的には合意有無を問わずブレグジットで落ち着く可能性が高いとは思いますが、不透明です。もう勝手にすればという諦めと呆れで世界は見ているでしょう。


仮にブレグジットが成立したとすれば、イギリスはEU に縛られることなく、世界中の国々と貿易、通商、経済等々の協定締結が可能となり、新たな成長機会も生まれるのでは?と個人的には楽観的だったのですが、冷静に考えると、経済的に弱みのある国にすり寄って、覇権を拡大中のあの超大国の餌食になる可能性が高いのではと思い至りました。


アヘン戦争の仇ではありませんが、危機に乗じて、あの国が膨大な資金力をバックにイギリスを揺さぶって来るはず。ブリテン島はヨーロッパの香港になってしまうのでしょうか。それを防ぐ力を西側は持っているのでしょうか。今後要注目と同時に、日本の役割も重要になってきます。同じ自由民主主義国として、ポンコツではあっても長年の盟友イギリスが共産党独裁国家に支配されることだけは阻止せねばなりません。