今更ですが、eMAXIS Slim米国株(S&P500)が投資信託のトップになって思う事
既にツイッターや様々なブログで取り上げられ、本日も素晴らしい、「ななしさんの氷河期ブログ」で詳細に書かれています。
今更で申し訳ありません。
一応、eMAXIS Slim米国株(S&P500)の毎日積立をタイトルにしていますので、遅ればせながらご報告です。
eMAXIS Slim米国株(S&P500)が純資産総額で投資信託のトップに躍り出ました。昨年来の不調な相場にかかわらず、概ね右肩上がりで伸ばしてきました。来年からは新NISAがスタートするので、一層の飛躍は確実でしょう。
昨今の米国株ブーム、インデックス投資が認知されているのに、今に至るまでトップが取れていなかったという事がむしろ驚きかもしれません。
これまで常に圧倒的トップを続けてきたのは、各種手数料高く、金融機関の窓口で熱烈お勧めされてきた某アクティブファンドです。今でも僅差で2位。同様のアクティブファンドも上位にいます。
私はこれらのファンドの悪口は書きたくないし、絶対的に悪いとも思っていません。いかに高コストでも、一般の高齢者さまにとって銀行の窓口で直接購入できて、いろいろと説明をしてもらえる、なんならお茶まで出て綺麗な行員さんとお話できます。定期に分配金があり、年金以外にキャッシュフローが確保できる。
年を取るとこういった安心感とか交流とか、自分の価値を認識させてくれるようなお金は貴重なのです。人は感情の生き物であり、何かあったとき、デジタルしか頼れないというのは非常に不安でもあります。
それでも客観的に考えれば、eMAXIS Slim米国株(S&P500)に代表される低コストインデックスファンドの優位性は明らかです。
しかしこれらの低コストファンドは、金融機関の窓口でお勧めされることはありません。金融機関が全く儲からないからです。
自分で主体的に情報収集し、それを理解し分析し考える。そして最適な投資対象を自主的に選択して、ネットを通じて投資する。
これが出来る人と出来ない人で格差がさらに拡大するのが、新NISA後の日本です。
大変な時代になったもんだと、昭和のバブルおじさんはため息が出ます。
投資は自己責任です。