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【植田日銀】しばらく円安が続くのか

植田日銀がスタートしました。


と言っても、全て単独で独裁者のごとく支配するわけでもありません。FOMCと同様に政策決定委員会でのメンバー投票により、日銀の政策が決まるわけです。


それよりなにより、日銀の独立性などと言われますけれど、全くの表向きの話で、政府や財務省の意向を無視できないことは言うまでもなく、日銀総裁の権限は非常に限られたものです。それは日銀総裁の人事権がどこにあるかということを考えれば当然です。


しかも植田さんはキャラクター的にも仕事へのスタンスも、学者とはいえ役人気質で昔から永田町、霞が関と仲良しでしたから、政府に寄り添った金融政策が展開されるでしょう。


就任会見では、これだけインフレになっているので、少しは黒田前総裁と違ったメッセージがあるかなと思えば、マイナス金利とYCCを当面維持するということで、言ってることが変わらないじゃないか(個人の感想、異論はあるでしょう)。


やはり市場は円安で反応しました。


いつになったら、120円台前半くらいまで戻るのでしょう。


その水準でも購買力平価を考えれば十分に円安で、インバウンド旅行者が減るわけでもありません。逆に今の様な円安が続けば日本人消費者は損です。食料もエネルギーも大半は輸入依存なのですから。





急に金利が上がると、中小企業やローンを抱えている家計には影響が大きく、慎重に徐々にというのはわかりますが、金利を市場に委ねる、債券市場を正常化するということに一歩踏み出さないと、資源配分が歪み正常な日本経済の発展はありません。


植田総裁はいつその一歩を踏み出すのか注視したいと思います。


なるべく早くお願いしますね!



どんなに暑くても元気いっぱいのひまわり。あやかりたいものです。