【新NISA】投資信託の値下げ競争が盛り上がってます
つい最近、1か月も経っていないでしょうか。eMAXIS Slim全世界株式など主要投資信託の報酬率が値下げされました。これは、たわらノーロードに対抗したものでした。さらに前には、eMAXIS Slimシリーズの旗艦、エースの米国株(S&P500)が値下げされたばかり。
来年スタートの新NISAは日本の投資信託市場のビッグバンとも言うべき、飛躍的マーケット拡大が期待されるので、各社とも自社製品のシェアアップに必死。
それでも、そろそろ消耗戦になりかねない値下げ競争は終わりかなと思っていたところ、凄いニュースが飛び込んできました。
すでに話題になっているので、ご存じの方も多いでしょう。
日興アセットマネージメントTracers MSCIオール・カントリー・インデックスが信託報酬率
0.05775%という衝撃の数字で殴り込み。
オルカンが0.1133%なのでほぼ半額。三菱UFJ国際は頭かかえているでしょうね。
それでも我々一般投資家は冷静に対処すべきと思います。
(理由)
・値下げ競争はこれで終わりではない
・実際に掛かるコストは信託報酬率だけではなく、いわゆる「隠れコスト」の手数料も込みなので、トータルでみなければわからない
・潜在的な価格競争力は、既に巨額の総資産を持つ先行投資信託が有利
アメリカの巨大ETFのVOOやVTに近い低コストで、日本の投資信託が簡単に買える時代になったことは本当に喜ばしい。
ぼったくり投信で苦しむ人もやがて減ってくることでしょう。
春は桜も良いですが、新緑は爽やかで散らないので、より好きです。