北陸能登半島地震の経済への影響
年始に能登半島を中心に襲った地震の被害は、日ごとに深刻さを増しています。当初はそれほどでもないか?と思われたのは単に状況がわかっていなかっただけのこと。
津波が襲い、多くの家屋が倒壊する、火事で町が焼き尽くされる。
阪神淡路や熊本、東北の大震災に並ぶ大災害です。
今はただ、救命の進展と被害に遭われた皆様の日常が戻るように祈るしか出来ません。
一方で年末年始の都会の街を見れば、コロナ明け久々もあってか、とても賑わっていて景気が良い。買い物客は溢れ、レストランは満席、劇場、コンサートも大入り。
大企業中心にボーナスアップに株高で、一部の人達は明らかに景気が良い。
今回の震災で経済的な影響はと言えば、人口が非常に少なく、産業も観光と中小地場産業が主で、マクロ的インパクトはこれまでの大規模震災と比べ小さく、1兆円を割るという試算もあるようです。
日本のGDP と対比すれば600分の1ほどなのです。
非情、悲惨極まる災害であるものの、日本経済全体の足を引っ張ることは無いようです。
ただし、北陸方面に限れば影響は決して小さく無い中で、例えば日銀がタカ派姿勢で金利を上げていけるのかと言えば、慎重にならざるを得ないでしょう。
1月、3月にマイナス金利解除出来る雰囲気ではない。円安も一服して焦る事も無い。
そうなれば、早くて4月か。
投資は自己責任です