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【米国株】幸先良いスタートも、景気は下降というお話

週明け米国株は大きく上げました。特にNASDAQ関連は好調でした。実質的には欧米、日本共に今週からフル稼働というところ、とても幸先良い。


そんなときに水を差すようですけれど、米国景気はやはりゆっくり下り坂では?、という現象をご紹介できればと思います。


念のため申し添えると、これらは悪い事ばかりではありません。インフレが落ち着き、経済の過熱が収まるソフトランディングシナリオの実現かもしれませんから。


何のことかといえば、先週の米国雇用統計。非常に強い数字で賃金高止まり、雇用逼迫が継続という結果。


しかし詳細を観ると必ずしもそうとばかり言えない様なのです。


·フルタイム正規雇用は150万人減

·パートタイム雇用は76万2,000人増、過去最大

·副業雇用者数はトータル856万5000万人、過去最大


雇用が増えているのは、実はパートさん。インフレで苦しくて副業せねば生活出来ないのです。さらにフルタイム正規雇用は大きく減少している。


これは明らかに労働市場が弱含んでいるサイン。


統計は詳細に分析せねば、方向を誤りますね。


さらに先週発表のISM非製造業景況指数も事前予想を下回り、これまで好調だったサービス業でさえ、変調の兆しが出ています。




そして今週は、CPI、PPIの発表が控えています。


結果次第では、インフレの完全収束が確認されて、金利の急低下が有るかもしれません。


そうなれば米国株はウェルカム上昇するのか、それとも先週の心配な経済指標とセットでリセッションが意識されて、下げに転じるのか。


正月気分を払拭して注目したいと思います。




投資は自己責任です