【新NISA】長期投資にFANG+はどうなんだろう
新NISAがスタートして、早や一週間。盛り上がりは留まるところを知りません。
結構なことです。一過性のブームで終わらない事を願って止みません。
若い方におかれては、長期停滞や度々訪れるであろう暴落を乗り越え、無理なく着実にリタイア後の資産形成に、
「長期、積立、分散、低コスト」
を忘れず新NISAを有効活用して欲しい。
中高年層におかれては、やはり無理して一か八かの大儲けを狙いは失敗した場合に挽回が難しい事を肝に銘じて、慎重に投資いただければと思います。
そこで個人的に気になった事が一つ
この表は所謂、FANG+というもの。
米国のメジャー成長企業のマグニフィセント7にあと3社加えたもの。
選定基準はよくわかりません。例えば、AMDやZOOMを入れないで、なぜスノーフレークなの?とか。
そこはともかく、このインデックス投資信託が新NISAで買えて、なかなか人気らしいのです。推奨しているインフルエンサーもいる。
確かにこれまで直近のパフォーマンスは良いし、短期的には高成長も期待出来そうではある。
ここからは、あくまでも個人的意見で、異論を排除はしないという前提です。
何十年というタイムスパンの長期保有をするなら、新NISAでFANG+の投資はお勧め出来ません。
なぜなら成長企業、優良企業は時代とともに必ず変遷するから。
GM、IBM、Intel、GE等。
かつて米国株を牽引した優良成長企業は今どうなっているでしょうか?
何十年先にこのFANG+が全て今と同じか、上回る輝きを放っているでしょうか?
常識で考えればあり得ない。
FANG+に無い、新たな成長企業が必ず生まれているでしょう。
FANG+の中で失速し消滅する企業が無いと言えるでしょうか。
大切なリタイア資金を長期投資において、たった十社に託すというのは余りにもリスキー。
それでも高成長を狙うのならば、私ならNASDAQ100インデックスを選びます。
これも新NISAで投資可能。
NASDAQ100は金融企業を除くNASDAQ優良企業100社を厳選していて、FANG+より分散が効いています。
そして何よりNASDAQ100は常に見直され新陳代謝があるのです。
駄目な企業は弾かれ、新たな成長企業はメンバーシップを得られます。
値動きは激しいのでシニア層には注意が必要ですが、長い目で観れば高成長を期待出来る可能性はあると思います。
新NISAでも何であっても、投資は自己責任です