個別株投資の光と陰
私はバブル期以降は全く個別株投資をしていません。アクティブ投資すらしていません。全てパッシブインデックス投資です。まあレバナスは微妙なところかな。
今世紀初め頃から開始の企業型確定拠出年金、特定口座、つみたてNISA、新NISAと全てそうです。
バランスファンドもありますが、これもパッシブファンドの詰め合わせなので、広義のパッシブファンドでしょう。
個別株投資をしない理由は、このブログで幾度か書いたと思いますが、バブルで怖い思いをしたこと、所詮、個別企業の内情、機微情報等は外部から知り得ないこと、個別企業の調査分析が面倒なこと、これ等の事から自分でリスク管理出来ないからです。
今回、新NISA開始早々にもちょっとした事件がありました。
あおぞら銀行の業績急落と株価暴落。
新NISAでも高配当銘柄として人気を集めていたようですが、いきなり無配転落と株価大幅下落で大損害を被った方が多かったようで、お見舞い申し上げます。
新NISAは課税口座と損益通算不可、売買も機動的に出来ないので個別株は注意が必要。
因みに、あおぞら銀行の元を辿れば、破綻した日債銀。不動産投資に偏った無理な融資が祟ってのこと。長期信用銀行3行では最弱最小でした。
今回の失敗も米国不動産が原因とは宿痾なのか。与信管理の失敗であることは確か。
偏見の批判覚悟で敢えて言えば、業界下位企業はマネージメントが甘く総じて無理なリスクを取りがち。
今回のあおぞら銀行危機を投資家は全く知り得なかったかといえば、そうでは無いでしょう。上場企業なので、ある程度のディスクロージャーは有った。融資先の区分、概要くらいは公表していたでしょう。
近年は米国商業不動産が不調なことも、一般に知られている。
これ等を詳細に分析すれば、少なくとも全ツッパで投資という判断は無かった筈ですが、被害者の皆さんには、ちょっと厳し過ぎかな。
個別株投資にはこのような陰の部分もある反面、光もあります。
予想を超えたエヌビディアの快進撃。
メタ奇跡の復活と配当金。
株主は笑いが止まらないでしょう。
個別株投資はロマンがありますね、私も引退して時間が出来たら、趣味半分でやってみようか?!
投資は自己責任です