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【日本株】出来の悪い子ほど伸びしろがある?

昨年まで日本株は全く買っていませんでした。


今年になって新NISAが始まり、図らずもオルカンや8資産均等バランスファンドに投資する事となり、僅かながら日本株ともご縁が始まりました。


そうなると今まで完全無視していた日本株ニュースも少しは気になったりします。


日本株はこのところ好調の様です。とは言え未だバブル最高値を下回っています。もう30年も前の株価に追いついていないまともな国は他にありません。




原因は日本政府の経済政策の失敗もありますが、日本企業の出来の悪さ、経営の拙さも大きいでしょう。


上場企業の成績表はなんと言っても株価。


業績悪化して株券が限りなく紙屑に近づけば、退場、上場廃止へ。学校なら即退学処分。


そこまでいかなくても、赤点退学予備軍に近い指標はPBRの1倍割れではないでしょうか。


PBRとは:

Price Book-value Ratioの略、株価が1株当たり純資産(BPS:Book-value Per Share)の何倍まで買われているかを見る尺度


もっと簡単に言えば、株価を一株当たりの純資産で割ったもの。


純資産は会社が持っている全ての資産から借金を引いた、純粋な自己資本。


驚くことに、このPBRが1を割っている上場企業が日本には大量に存在します。


しつこいようですが、PBRが1を割っているという事は株価が一株当たりの純資産額を下まわっているということ。


今すぐ会社を清算して、資産を株主に還元した方が株主は得をする。


これってもう企業の存在価値は少なくとも額面上は無い事でしょう。


赤点乱発、退学処分になっても文句言えないレベル。




PBRだけで企業は評価出来ないのは当然ながら、1以下というのはやはり問題です。東証も問題視しています。


PBRを上げるには純資産を有効活用し経営効率を上げて収益性向上、結果として株価を上げる事です。


成長分野への積極的投資、リストラ、大胆な株主還元拡大等、打つ手はいくらでも有る筈。


出来の悪い子ほど伸びしろが有るもの。


低PBR日本企業の奮起如何がこれからの日本株価を左右するでしょう。




投資は自己責任です