【米国株】弱者に厳しい世の中
米国株上昇が止まりません。ハラハラドキドキで新NISAを始められた方々はホッとしておられるでしょう。
苦労して口座開設して、やって良かった。
まあこれからの長い投資人生、上手くいかない事も有るので、楽観し過ぎは戒めましょう。
さて、昨今の米国株好調にあっても、取り残されている指標があります。
ラッセル2000、中小型株2000社の指標。
今朝もこれだけがマイナスでした。ラッセル2000はコロナショックの後に最高値を記録して以来、最近は低迷中で他の指数とは違うチャートとなっています。
最大の原因は高金利。中堅、中小企業は借入依存が相対的に高く、信用力に劣り融資条件も大手より厳しいので、ファイナンスコストが高いのです。
更に根強いインフレが体力を削いでいる可能性も。
大手は値上げ出来ても、交渉力の弱い中小はコスト上昇を価格転嫁し辛い。
インフレが収束して金利が低下すれば、中小型株は上昇するでしょう。しかし金利低下は景気後退の裏返しで良い事ばかりとも言えない。
弱者に厳しいのが資本主義の現実でもあります。
個人レベルでも大企業はインフレに勝つ賃上げが有りますが、中小企業はそうもいかない様です。
外国株等の資産を持つ富裕層は円安もインフレも怖くはないですが、給与や年金しか無いとインフレが直撃します。
何処も弱者には厳しい世の中。
新NISAを活用して早期からの着実な資産形成が益々重要になりそうです。
投資は自己責任です