昨今の円安について
確か年末年始の頃は円安は峠を越えて、デコボコ、時期の遅れなど有るにせよ、徐々に円高方向に向かうと予想していました。
ただし、円高としても、以前の様な1ドル100円までは難しい、当面は120円、130円目標であろうと。
そして、2月も中盤となり、年初来から円は対ドルでジリジリ値下がり150円目前。
年初予想とは真逆の結果で私の予想は今のところは外れ。
なのですが、私の円高予想は今もそれ程変わりません。
日銀は先日の内田副総裁が明言する様に、マイナス金利解除は時間の問題です。同氏はその後に、ドンドン利上げは無いと言っていますが、全く利上げしないとも言っていません。
インフレ、景気次第では少しの利上げは可能という含みを残しています。
一方のFRBについては、予想以上に経済堅調につき、利下げ時期は後ズレするものの、パウエル議長は年内の複数回利下げをはっきり打ち出しています。
日米、両中央銀行のスタンスを総合すれば、日米金利差は確実に縮小方向となり、円高に向かう筈です。
しかしながら、為替レートを決定するのは金利だけで無く実需という側面も有ります。
最近よく言われるのが、新NISAによる円売り、さらにはサービス貿易収支の赤字。
アマゾンやグーグルなどサブスクへの支払いは恒常的に有り納得です。
それでも、インバウンドの持ち直しなど有り、貿易収支、経常収支共に落ち着いています。
総合すればやはり大幅円安は峠を越えて、緩やかに円高方向に向かうと思っています。
素人の個人的予想です。為替はわからないものです。
投資は自己責任です