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15日までに米中合意無しも追加関税は延期。次の焦点は再延期の期限

ウォールストリートジャーナルが米中第一次合意が15日までに成立しない模様と伝えているようです。


The Wall Street Journal reported that the U.S. and China are working to delay the fresh round of U.S. tariffs scheduled to take effect Sunday. According to officials on both sides, the U.S. and China are hinting that trade negotiations could extend past the Dec. 15, as they work to get Beijing to commit to Trump’s agricultural purchase terms.


米中双方から確認したという事なので、恐らく正しいでしょう。




追加関税については、情報が交錯していて、今の時点で確実といえるものではありませが、下の以前のブログで書かせて頂いた通り、15日から発動の可能性は極めて低いです。



ということで、次の焦点は、いつまで再延期するのか?


言い方を変えると追加関税の発動日をいつに設定するかです。



これによって、この交渉がどの程度まで詰められているかを推測出来ます。


例えば、来年の1月とか2月なら、妥結までもう少しのところで、米中双方とも早期の合意に意欲的と判断して良いと思いますが、



これ以上先となると、未だ両国の隔たりは埋められておらず、そもそもこの合意自体がどうなるかわからないという疑念が生まれるでしょう。




個人的意見ですが、海外企業との様々な交渉をずっと生業にしている小生の感覚からすると、


これだけ長期間交渉していれば、両者とも必要な情報は熟知しており、交渉の論点も互いに共有できているはずです。


そこで両者に合意達成意欲が有るなら、お互い必要な妥協をして成立に至るのですが、


思惑にズレがあったり、どちらかに邪で身勝手な意図があったりすると、時間を幾らかけても何も決まりません。




今の米中間はどうでしょう?


トランプ大統領は選挙対策のため、農産物を中国にどうしても大量に輸出したいだけ、習近平主席は足下を見てハードルを上げるだけ上げている。外野から香港やウイグル問題で邪魔も入った。


とても簡単に合意すると思えてきません。


米中合意に暗雲となると、いよいよ米国株も本気で反応してくるでしょう。


しばらくは要注視です。