(深刻)中国は新型肺炎のパンデミック阻止に失敗か。世界経済への深刻な影響も。
極めて短期間のうちに、事態は最悪の状態に向かっているようです。
武漢市を感染源とする新型コロナウイルス肺炎は湖北省全域に蔓延。
報道によると、武漢市に隣接の黄岡市は武漢以上に酷い状態とか。武漢より医療設備が遥かに脆弱で、激増する患者さんに全く対応策出来ず、満足な処置を受けられずに、亡くなる方が大半という地獄のような状況。
その黄岡市の人口が何と七百万人というから、驚きます。
日本人の感覚では超大都会。
中国では、北京、上海、重慶、武漢等の主要都市とそれ以外の地方とは医療格差が未だに大きいということ。
武漢でさえこの惨状なのに。
更に恐ろしいのは、この新型コロナウイルス肺炎は湖北省を飛び出し、広東省、浙江省へ本格的に拡がりつつあること。
いずれも患者数はあっという間に1000人目前まで激増。
浙江省は上海に隣接する華東経済圏の重要地域。その主要都市の温州市は都市封鎖に追い込まれたということ。
温州市も九百万人の大都市です。
広東省も広州市をはじめ深セン市など交易、ハイテク産業の拠点です。香港、マカオにも隣接しています。
台湾は広州との渡航禁止令を出したとのこと。
ちなみに浙江省、広東省、とも多くの日系企業が進出していて、在留邦人数も武漢の比ではありません。
中国国内は、いよいよパンデミックの一歩手前、崖っぷちに追い込まれたということは、もはや疑いようが有りません。
春節明け、今朝の上海、香港、両株式市場の下落は避けようもないでしょう。
中国人民銀行は異例の資金供給を実施しますが、実態経済の麻痺というファンダメンタルズ要因は消す事が出来ません。
一体これから世界にどう波及するのか?
最後にこの感染症で苦しんでおられる皆様のご回復を心よりお祈り致します。