米国株、サンダース大統領でも大丈夫!?
アメリカ大統領選、注目の民主党アイオワ党員集会(コーカス)、ニューハンプシャー予備選(プライマリー)の結果が出ました。
両州とも田舎の小さな州ですが、来月のスーパーチューズデーと並び、大統領候補選びに大きく影響するものです。
ここで勢いに乗れば、オバマさんの様に無名なダークホースが大統領になることも夢では無く、逆に沈めばその目は消えます。
はっきり言ってバイデン、ウォーレンの両者は完全に脱落しました。
負け方が酷過ぎました。
大方の予想に反してサンダースがいずれもトップ。ブティジェッジが肉薄しています。
この結果は恐ろしいことに、サンダース大統領の可能性がゼロでは無くなったという事です。
ブティジェッジはケネディをも彷彿とさせる若きエリートで中道路線。アメリカ経済や株価への影響は少ないと思われています。
しかし自ら社会主義者を公言するサンダースさんが万一大統領にでもなった日には、米国株は大暴落すると信じられています。
しかしそうでも無いよ、心配するな意外と上がるかも?
という記事がブルームバーグに載っていました。
長いので詳しくは原文をお読み頂くしかないのですが、要は:
① 中国と違いアメリカは議会があり、民主主義国だから、過激な国有化や法人税、所得税の増税は通る訳が無い。マイルド路線に収斂するはず。
② 昨今の株高は金融緩和や企業業績だけでなく、むしろ財政赤字の増大によってもたらされている。MMT理論を標榜するサンダースは、大きな政府による財政拡張路線、ばら撒きによる財政赤字拡大は必須であり、それはイコール株高を意味する。
というものです。
ハイそうですか。
と私は納得しかねるのですが、面白い論点ではあり、全く間違いとは言い切れないかもしれません。
米国株投資家の皆様はどう思われますか?
個別株では、サンダース大統領により暴落するもの、上がるもの明暗ハッキリするでしょう。
インデックスではどうか?
やっぱり米国株投資家にはなんだかんだ言って共和党、トランプさんが安心ですね。