アメリカのムニューシン財務長官はメディアのインタビューに応え、「長期投資家は米国株への投資の絶好の機会」と述べた。ロイターが伝えています。

最悪の混乱はとりあえず過ぎたとはいえ、VIX指数は未だに50を超えており、感染拡大は収まる気配の無い中、これ以上の動揺を鎮める発言と取れなくもありませんが、もし本当に長期停滞が確実で絶望的状況なら、このような発言が出ようもないし、仮に発言しても、猛烈な世論や市場の反発を食らうでしょう。

昨日のブログでも触れましたが、アメリカはGDP10％の経済支援対策を先週末決定し、併せて最高融資額４兆ドル（GDPの20％）にもなるFRBと連邦政府（財務省）のコラボによる企業向け直接ファイナンススキームもスタートしました。

敵はあと新型コロナウイルスだけ。まあ原油価格急落もありますが、エネルギー価格低下でメリットになる業界もあるので、悪いことばかりとは言えない。

僅か１か月前までは絶好調だったアメリカの景気。感染さえコントロールすれば、経済は復調し米国株が上がらない道理がない。自信があるからこその、このムニューシン長官メッセージと思います。

このところは米国株長期インデックス投資家でさえ、含み損の大きさを見るたび落ち込む方も多いと思いますが、今が辛抱のしどころであると同時に、将来に向けての投資の絶好のチャンスかもしれません。投資は自己責任ですが、私は今週もeMAXIS Slim 米国株式S&P500の毎日10万円積み立てを継続し、将来の資産拡大のための礎としたいと、あらためて思っています。