緊急事態宣言以降、不要不急のありとあらゆる施設は営業自粛しています。

そのなかにはもちろん劇場、演芸場、ライブハウスは全て含まれています。

寄席でいえば、東京は末広亭、鈴本、浅草、池袋。上方の繁昌亭、喜楽館、いずれの定席も公演自粛中。

それも何と、2月末からずっとです。

そう、ライブハウスのクラスターが発覚した直後から東西の寄席はやっていません。

落語家さんはテレビにしょっちゅう出ている立川志らくさん、とか鶴瓶さん、笑点メンバーのような人ばかりではありません。

というか、大半の咄家さん、色物芸人さんは寄席と所謂営業(もちろん闇でない)のみで生計立てておられます。

大御所やベテランの中にはタニマチがおられたり、蓄えを持っておられる方々もあるかもしれませが、ごく一部。

多くの芸人さんは、3月以降ほとんど収入の道を閉ざされ大変な思いをされています。

自嘲気味に、「咄家は野垂れ死には覚悟のうえ」、と謂われる師匠もおられますが、そんな時代でもないし、そもそも今度のコロナ自粛は落語家さん達に何ら責任はありません。

寄席ファン、落語ファンの一人として、今はネットを通じて支援できればと思います。グッズ販売などしている方もおられるので。

そして１日も早く寄席を再開していただきたいです。

テレビで営業再開した映画館を紹介してしまいましたが、前後左右、十分席を空け、マスク、消毒、換気を徹底されていました。寄席もそのように対策行えば、早期再開できると思います。

１日でも早く大好きな、柳家さん喬師匠、柳亭市馬師匠の至芸をナマで楽しみたいです。