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GAFAMが引っ張る株高に少しの違和感

GAFAMの時価総額が東証一部を越えたというニュースは既に多くの方々の間でシェアされています。



円換算でGAFAM560兆円、東証一部550兆円。為替レートも変動するし、株価は水物なので特に感慨は無いというか、むしろ未だ越えてなかったの?という印象です。


もうすぐ日本は失われた30年を迎えます。その間、数々の世界的有力企業が消え去り、それに代わるグローバルプレーヤーは出ていません。そもそも日本のGDPも成長していません。


あと十年もすれば、東証一部の総額がGAFAMに匹敵していたなんて、昔は日本も凄かったんだ!なんて言われるようになるでしょう。


日本株なんか今頃買ってる場合じゃない。(注、あくまで個人的感想です)


そんなことより、アメリカでは新型コロナ騒動に上手くけりがついたわけではなく、経済活動再開も全米でまだら模様。経済指標は軒並み最悪。にもかかわらず株価は好調で、それを主導しているのがGAFAMを中心とするハイテク株のようです。


こういった銘柄はそもそも将来の大きな成長期待により、PERが高くてその分値動きも激しいのが常です。にもかかわらず、特にGAFAMなどの有力企業はあたかも成長を約束されたインフラ株のように、成長性と安定性を保証されたかのような、言わば異例で破格の扱いを受けているのだと思います。


これが「ニューノーマル」なのかもしれない。今までの延長線からは別次元の世界に入ったのだ、という考え方は確かに一理あるでしょう。


けれどもGAFAMも経済の1要素に過ぎません。マクロレベルで国際経済や米国経済が新型コロナの直撃を受け、大恐慌以来のマイナス成長が確実視されているのに、GAFAMだけは無傷でしょうか。これら企業への需要≒売上は減らないのでしょうか?


私は疑問です。それなりの期間(数か月)の内には、こういった今買われているハイテク株も、長引くことがほぼ確実な新型コロナの経済的マイナス面の影響を受け、株価にも織り込まれていくのではないか?という気がしています。


投資は自己判断と自己責任でお願いいたします。