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米国(中古)住宅販売急回復で米国株下落も一服


上掲の1週間前ブログにおいて、5月の中古住宅販売が低水準なのはロックダウンの影響で3月、4月の成約件数が低迷したのが原因であることを書かせていただきました。


しかし5月以降はロックダウンも徐々に解除され、歴史的超低金利もあって販売状況は好転すると期待していました。


昨日、全米不動産業者協会(NAR)が5月中古住宅販売成約指数を発表。前月比+44.3%と3カ月ぶりのプラスで予想+19.3%を上回り過去最大の伸びを記録したということです。


これは5月に成約した件数の指数ですので、実際の販売(住宅の引き渡しと代金支払い)に反映されるのは大半が6月以降。中古住宅販売は期待通りどころか期待をはるかに上回る急回復であったということです。ちなみにアメリカの住宅販売の9割は中古住宅なので経済への影響は大きい、というのは以前のブログでも触れています。


このため米国株式は概ね回復し、先週からの下落を切り返してきました。ダウが大幅上昇したのはボーイングが問題の737試験飛行を再開したニュースで買われたことも寄与しました。


今週は後半に6月度雇用統計の発表もあります。これによっても株価は変動するでしょう。昨日のブログでアメリカの一足早いコロナ第二波到来とトランプ再選黄色信号で、株価大幅下落を予想しましたが、意外に踏ん張るかもしれません。


しかし大幅に上昇して高値を更新していく流れになるとは思えません。低金利と金余りで少しのポジティブサインで株式市場に資金が向かう動きは変わりませんが、新型コロナの長期的インパクト、悪影響にマーケットは目を向けつつあります。3月の最安値更新といった暴落にはならなくても、底流の弱い流れが当面続くと思います。


個人的予想です。投資は自己判断と自己責任でお願いします。