伸び悩む?S&P500
日曜の夜(アメリカ時間)に米国株先物が急騰。その後、例のファイザーワクチンのニュースが出て、爆上げ、暴騰!
一時はどうなることかと思いましたが、長期金利まで高騰してしまい、ハイテク株は売られ、終わってみればS&P500は1%強ほどのチョイ上げ。
ダウはワクチン期待株多く、3%近い伸び。
そして今朝(日本時間)はというと、ナズダックしっかり続落、S&P500僅かにマイナス調整、ダウ1%弱の続伸で米国株取引終了。
意外に大人しい動きです。聞けばファイザーワクチンの効果のほども、まだ公に検証されたものでなく、さらにそのワクチンは-80度でないと長期輸送に耐えない、保存できないのだとか。そんなのそこいらのクリニックや病院で接種なんか出来ないのじゃないの?
大学病院くらいでしょう、そんな保冷設備を持っているのは。
とはいっても、これから続々ワクチン実用化近しのニュースが製薬各社から発表されるはず。バイデン新政権の経済対策もそれなりには出てくる。
これから年末、年始にかけて上げ材料に事欠かないとは思うが、どこまでついて行って良いものやら。
なぜならS&P500は十分将来の景気回復を先取りして高値水準にある。PER、PBRともに割高。バフェット指数もしかり。
これ以上暴騰する材料があるのだろうか。もう金融緩和は限界まで進んでいるし、むしろ本格的に景気回復してインフレ基調になれば、金融引き締めが意識されて、株価下押しするのではなかろうか。そうなれば特にレバレッジ効かせているハイテクは大きく売られかねない。 等々。
あまり高値掴みしないように、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方は慎重に積立継続しようと思います。