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ドイツ経済の変調から推測できること

ドイツ経済の変調が、いよいよ深刻になってきました。直近のマイナス成長を受け、ドイツ政府は財政出動の可能性に言及しました。


ドイツといえば、第一次大戦後のハイパーインフレの教訓から、先進各国の中でもとりわけ、財政規律に厳格な国として知られていますので、そこまでしなければならないほど景況感が悪いということです。


不況の大きな原因として中国向け輸出の減少が指摘されています。お隣の韓国も同様に中国への輸出不調が、長く景気の足を引っ張っています。両国ともに経済の輸出依存度が高い国なので、大きなマーケットである中国の経済不況がそれだけ悪化していることの証明と言えます。中国政府の公式発表より信憑性があるかもしれない。


思えば世界経済がリーマンショックから早期脱出出来たのは、大規模金融緩和は勿論ながら、中国の財政拡張による経済成長も少なからず貢献したはずです。中国国内では、そのいわばバブルの後遺症が不良債権として経済の足かせとなり、それに米中摩擦が追い討ちをかけている状態です。


皮肉なことに、米国経済は中国への輸出依存度が極めて低く、影響は軽微です。世界不況が迫っていると言われていますが、その大きな要因が中国不況と仮定するなら、意外とアメリカだけは落ち込まずに済むかもしれません。


中国は香港でもセンシティブな問題を抱えています。次の世界不況はチャイナショックから始まるかもしれません。


あくまで個人的予想です。投資は自己責任で。