先週の混乱は何処へやら、今週の株式市場、特にアメリカ株は好調。それに円安も加わり、円建て含み益は数日で急増。昨日チェックしたところ、含み益は600万円近くまでになっておりました。

当面、大きな調整は無いのでしょうか？

有るとすれば、ずいぶん先に実体経済が本格回復して、インフレ懸念が顕在化し、長期金利は急上昇。FRBが重い腰を上げテーパリング、短期金利引き上げに乗り出すタイミングか？

それは少なくとも来年以降、というのが大方の見方です。

ならばその際、株価にどのくらいインパクトを与えるのか簡単に計算してみました。最短で来年早々、株価大幅調整したらどうなるか。

今年の年初S&P500をざっと3800とします。この調子なら、少なく見積もっても１年で10%上昇は期待するとすれば、2022年初S&P500 は4180にもなります。

そこから大きく調整が入るとS&P500はどうなるか：

１０％下落：　３７６２
２０％下落：　３３４４
３０％下落：　２９２６

30％の下落は調整というより暴落レベルなので可能性としては低いものの、3000を割ってしまい、去年の夏頃に逆戻り。

10～20%くらいの調整なら十分あるとして、それでも3300を余裕で上回っています。

これくらいの下落にメンタルはどの程度耐えられるかは、人によって異なるでしょう。

私の場合は、来年年初といえばeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の積立目標額を達成したころですので、悔しくはありますが、20%下落なら含み損までには至らない、長い目で見れば持ち直すので大丈夫。30%も下落すれば、なぜもっと下落を待って投資出来なかったか後悔し、さらに買いをいれるかな、といったところでしょうか。

いずれにせよ、将来このくらい下がったら自分の資産状況はどうなって、どのようなメンタルになるか、事前にシミュレーションして心づもりしておくのも無駄ではないと思います。

楽観ばかりで漫然と積立投資するだけでは、思わぬ株価下落でメンタルがやられて冷静さを失い、悪手を打たないとも限らないので。

個人的には株価調整するなら、１年後と言わずに今月中にでもお願いしたいのが本音ながら、もう当分無理そうですね。しばらくは上昇相場におつきあいするしかないようです。

投資は自己責任です。