子供のころから合理主義というかドライというか、別に誰に言われたからでもなく、無駄遣いしない方だと思う。特別貧乏な家だったわけではない。遺伝なのか、知らずに刷り込まれたのか。

自分は協調性がある方でもないし、同調圧力に屈するのも好きではない、という質も手伝ってか、人がしているからと言って、みんなが買っているからといって、自分がそれほどしたくない事はしないし、欲しくないものは買わない。

それで人間関係や出世で損をしているとは感じない。いや、自分がそう認識しているだけで他人から見ればそうじゃないかもしれないが、自分に納得のゆかない振る舞いで、少しくらい友人が増えたり偉くなったりしても、それに伴う無駄やストレスの方が苦痛。

誤解の無いように申し添えると、後輩や部下には人並み以上に奢ってきた。それは伝統というようなもので、私自身が先輩、上司から非常に非常に奢ってもらってきたから、それを次世代にお返ししているだけ。むしろ少ないくらいだろう。これは組織人として人としての常識レベル。

以前にも書いたが、年を重ねるといろんな欲が減って、お金を使う機会が減った。周りもそうかと見まわすと、必ずしもそうではない。老後派手にやっている人も散見される。そういう人はお金に余裕あり無しではなくて、むしろ現役時代に好きな事を我慢されて仕事に没頭したご褒美か、又は周囲の目を気にして見栄があるのか。偏見が過ぎた。すみません。

自分はどちらにも当てはまらない。喜んで良いものかどうか知らない。ただ老後貧乏は免れそうな気がしている。

最近、テレワークや外出自粛で家にいることが多いので、運動不足解消を兼ねて、しょっちゅう近所のスーパーに食料、おつまみ等、徒歩で買いに行く。

車のガソリン代節約にもなる。週一のまとめ買いしないので、無駄が出にくい。２割引き、５割引きの格安食材が買える。

スーパーが割引しているのは必ずしも質が落ちているからではない。賞味期限が迫って売れ残り廃棄を防ぐという意味合い。週末だけの買い物だと、賞味期限の短いものは買いにくいが、買ってすぐ食べるなら関係無い。廃棄ロスも減って環境にも良い。

最近流行のSDGsにも寄与しているのだ。

割引商品ばかり買って、せこい、貧乏な人と思われようと気にしない。

無駄遣い嫌いの効用と思っている。