毎日積み立て生活

eMAXIS Slim 米国株式 S&P500の毎日積み立て始めました。since July 2019

【eMAXIS Slim全世界株式】「除く日本」か「オールカントリー」か

ここ数年の米国株ブームは凄まじく、2018年に始まったつみたてNISAも後押しとなって、特に20代、30代の若手現役層にとって米国株やS&P500インデックス投信のつみたてNISAでの運用は、もはや主流、デフォルト状態になっています。


先日発表された大手ネット証券の5月度、投信積立契約件数ランキングでは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が1位、SBIバンガードS&P500インデックスファンドが4位、楽天・全米株式インデックスファンドが6位と高い人気を集めています。



米国株に負けず劣らず、昨今は全世界株式のインデックスファンドも人気のようです。


同ランキングではeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が2位と健闘。


昨年度の投資ブロガーが選ぶファンド投票において、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は第1位になっています。




本ブログでお伝えしているとおり、私もeMAXIS Slim全世界株式の積立投資をしていますが、それは(除く日本)の方。オールカントリーと比較し人気も実績も負けています。


簡単に比較すると:


eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
先進国、新興国、日本の各株式インデックスを加重平均で運用。日本株の直近運用比率は6.9%
純資産総額 1,929億円(6/4)

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

先進国、新興国の各株式インデックスを加重平均で運用
純資産総額 637億円(6/4)


純資産総額で3倍以上もの差がついています。




過去に幾度か書いていますが、それでも私はeMAXIS Slim全世界株式なら「除く日本」押し。「除く日本」の良さ、利点をもっと多くの人にご理解いただけないかと常々思っています。


投資は自己判断のもと自己責任で行うことで、未来へリスクマネーを投じるという性質上、普遍の真理など有りません。それを承知いただいたうえで、私が考える「除く日本」の優位性は以下に集約されます。


● 日本に住む以上、給与や所得・報酬は全て日本円。公的年金も勿論、日本円。大半の人は日本企業で働いており、日本国、日本企業、円の価値に大きく依存、一連托生している。これは(見え難い)大きなリスク。これに加えて資産まで日本企業の株式で運用するのは、リスクにリスクを重ねることになる。



●日本経済は少子高齢化。これから未来において成長は期待出来ないどころか、衰退の可能性が高い。また日本企業もイノベーションに乏しく長年にわたり停滞しており、それが大きく改善する見込みは薄い。



●日本の株式市場には日本の中央銀行(日銀のこと)が長年大規模介入して相場を歪めている。先進国では有り得ないことであり、正常な株式市場とは言えない。


これでもまだ日本株インデックスの入った投資信託を買いますか?


誤解の無いように申し添えると日本企業すべてが糞というわけでなく、投資に値する会社も少しはあるでしょう。しかし日本株全体ということなら、???です。



個人的見解です。繰り返しますが投資は自己責任です。