【追悼】大島さんのご逝去に思う事
元中日ドラゴンズのスター選手、大島さんが亡くなられてしまった。まだお若い70歳という年齢。ご冥福をお祈りするしかないのが本当に悔しい。
子供の頃、タイガースファンの私でさえ、氏の明るいキャラクターと思い切りのよいスイングが大好きで、今でも目に焼き付いている。
うろ覚えだけれど当時阪神は中日を苦手にしていて、なかなか勝てなくて悔しい思いをした記憶がある。中日のピッチャーでいうと星野、松本がまだ活躍していた頃。
そういえば星野さんも亡くなってしまったのか。
これから70歳まで雇用することが当たり前になるらしい。今は60歳定年、65歳まで継続雇用が普通なのが、それぞれ+5年となる。
この制度変更の目的は年金支給年齢を後ろ倒しすること。1億総活躍、生涯現役とか、人生100年などは国民を戦地に送る美辞麗句にすぎない。
これまでの政策の失敗を押し付けているだけだ。
自分の生きがいとする仕事で生涯現役、充実した人生を全うされるかたも、少しは居られるだろう。しかし私も含めて大半は、早いところ会社を去って元気なうちに第二の人生を謳歌したいはずだ。
それどころか昨今はFIREで30代、40代で理不尽な会社人生や企業社会に絶縁状を叩きつけて、自由な自分らしい人生を歩む方も増えている。
日本人の平均寿命は伸びていて、私の子供の頃は80を越えたお爺さんなんか随分珍しかったと記憶しているが、今は普通におられる。
しかし日本人男性の健康寿命は今でも72歳くらいらしい。大島さんや星野さんのように体力も有り、最高の医療が受けられる財力があっても、克服できない病もあるのが辛い現実。
そう考えると、好きでもない仕事を70までやらされるなんぞは、拷問にも等しい。老体に鞭打つとはまさにこのことだ。
その挙句に数年も待たずして力尽き命を落としたり、病に倒れたりでは、いったい何のために何十年我慢して働いたのかと、怒りしかないだろう。
仮に65で引退したとしても、後期高齢者の75になるまで10年しかない。
そう考えると、なるべく早く会社人生と完全にオサラバして、自由になり悔いない人生を送りたいと願うばかり。
それにしても若い人は気の毒。でも計画的な投資でFIREを実現する人もいるのだから、堅実な投資手法で、国に死ぬ間際までこき使われないよう資産形成することがこれから益々重要になるのではないだろうか。
投資は自己責任です。