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ジャクソンホール シンポジウムでは明確なテーパリングメッセージを期待

今週末は待ちに待った?ジャクソンホール。


残念なことに今年もリモート会議だという。


なぜだ。




数か月前にイギリスでG7やったじゃないですか。関係者は皆ワクチン接種済みのはずなのだから、是非とも主要国の金融関係者はワイオミング州に集い、活発な論議と交流をして頂きたかったです。


仕事柄、私も何十回と国際会議のようなものに参加する機会がありました。皆世界中から時間とお金をかけて集まるのですから、真剣な議論がなされ成果を出すことは当然として、やはり普段会えない人達と直接会って、一緒に食事したりして色々と話し合える、交流ができる、また人脈も広がるというメリットはとてつもなく大きいものです。


これは数字で表せない、計量化できないメリットで将来にわたり徐々に効いてくるものですから、昨今の世知辛い世の中ではなかなか理解されないのが悔しいところ。




それはさておき今回のお手軽、1日だけのカンファレスコールでジャクソンホールシンポジウムはお終いというのは、世界がコロナ危機から脱する途上にしては、何とも不十分。


私の希望としては、世界の主要メンバーが一堂に会して、世界景気回復への力強いメッセージを発して頂きたかったです。





今度のジャクソンホールの最重要、一丁目一番地はパウエル議長が「余程のことが無いかぎりテーパリングを年内に開始する」、というメッセージを発することです。


先週末は何人かの州連銀のエライさんが、日和った発言で株価が戻ったようです。


少々の株価の下げなど関係ありません。金融市場を少しでも早く平時に戻し、インフレを長引かせないためにも、粛々とテーパリングから利上げに進んでいただきたいものです。


それこそがバブル発生と崩壊を予防し、息の長い実体経済の成長に寄与するものと思います。





景気対策を金融にばかり過度に依存することは、バブルを生み、さらに競争力のない企業を存続させるだけで非常に危険です。


財政がもっと積極的役割を果たすことです。頑なで行き過ぎた財源主義、財政均衡志向(ドイツ、日本など)は悪です。