ネットを見ていたら、恒大集団の理財商品を買った人がインタビューに答えていました。

「恒大に勤めている友人がノルマに追われていて、なけなしの貯蓄と親の年金をかき集めて、勧める理財商品に投資したところが、この惨状。お金は戻って来ない。まだ家族には言い出せていない。本当に辛い。」

人の好さそうなオジサンでした。困っている友人を見捨てられないし、利回りも良い。なんだかんだ言って天下の大企業の恒大集団が潰れるはずがない。

そう思ってのことでしょう。

冷たいようですが、いい歳をして甘ちゃん、アホです。

恒大の悪い噂は中国人ならだれでも知っていたはず。それゆえの高利回り。ハイリスク、ハイリターン商品。そのようなものに大事な年金、貯金を投じてしまった。

失えば途方に暮れるしかないほどまでも。

友達を救うのは結構ですが、自分の人生詰んでしまうほどコミットしてどうする。無理のない範囲にするべきでした。

いかなる投資も元本保証は有りません。全てを失っても全て自己責任。万国共通、社会の常識、掟です。

一度しか無い人生。たかが投資で棒に振るには勿体ない。

投資は自己責任。誰も失敗を救ってはくれないことを肝に命じたいものです。