【最注目の投信レバナス】

レバナスこと、大和アセットマネージメントさんが売り出している、iFreeレバレッジNASDAQ100。

NASDAQ100指数に２倍レバレッジをかけた投資信託です。

ここまで大人気とは思いませんでした。勢いだけなら幾多のS&P500や世界株インデックス投信を凌ぐかもしれません。

直近の純資産額は約1,168億円。今年の初め頃は500億円ほどだったので、２倍以上と急速に伸び続けています。

ちなみにeMAXIS Slim全世界株式（除く日本株）は800億円強。軽く抜かれています。

【eMAXIS Slimシリーズとの比較】

iFreeレバレッジNASDAQ100は、eMAXIS Slim米国株式（S&P500）、eMAXIS Slim全世界株式（除く日本株）と同様にSBIなどネット証券の特定口座で投資、ノーロード積立可能なので誰でも簡単に購入できます。

同様な商品としてETFのQLDというのが有るようですが、現時点でサクソバンクしか取り扱い無く、特定口座で買えないので敷居が高いです。

iFreeレバレッジNASDAQ100とeMAXIS Slim米国株式（S&P500）、eMAXIS Slim全世界株式（除く日本株）の主な違いは

・２倍レバレッジの高ボラティリティ
・為替ヘッジ有り
・高い信託報酬（約１％）
・世界の先端、成長企業が集うNASDAQ100指数に連動　など

近年のNASDAQ100好調を受けて、S&P500インデックスを遥かに超える圧倒的パフォーマンスをたたき出しており、昨今の爆発的人気も納得せざるをえません。

ネットでは多くの投資家が詳しく取り上げておられ、特にユーチューブチャンネル「ゆとりの投資チャンネル BY 風丸」、「レバナス１本リーマン」はレバナスに特化したハイレベルで魅力的な情報を提供されています。

あまりにレバナス押しなので洗脳されそうになりますが、レバナス理解に最適なのでご視聴お勧めです。

【レバナスに対する個人的見解】

ネットを見ていると、レバナス最強と思ってしまいます。特にコロナ以降の伸びが凄いことになっており、そこだけみればS&P500インデックスに投資することがアホらしくなるかもしれません。

２倍レバで、かつコロナ以降の株価上昇を先導したハイテク企業の割合が非常に高いので、パフォーマンスが圧倒的なのは当然。

ただ、そこだけを見て投資すると、将来大きな失望、落胆に襲われるかもしれません。

シュミレーションによれば、ITバブル頂点でレバナスに一括投資していたとすれば、下落に弱いレバレッジの弱点で、バブル崩壊後の資産は限りなくゼロに近づき、元値回復まで20年近く要したそうです。

待てば最終的に爆上げするといっても、そんなに長期間我慢できる投資家はどれほどいるか？若い人なら塩漬け可能でしょうが、高齢者には致命傷。価格が戻って爆益の前に寿命がつきることも有り得ます。

ITバブルと今は時代が違うから比較はナンセンスという論調があります。今はGAFAMなどプラットフォーマーが圧倒的。AI、５G時代を目前にハイテク最強、死角無し。

恐らくそうだと思います。

そうなって欲しい。

しかし、将来は誰にもわかりません。我々の想像を絶する危機が来るかもしれない。

たとえば、ハイテク独占企業を狙い撃ちにする独禁法改悪、貧富の差の拡大による社会主義的経済政策など。

そうなればS&P500だって無傷じゃない、同じことでしょうか。

そうは思いません。S&P500インデックスはレバレッジ無しで業種も分散されています。傷は遥かに浅いはずです。

【まとめ、結論】

iFreeレバレッジNASDAQ100は魅惑的と言いたいほどの投資信託です。知ればだれでも欲しくなるのはわかります。

しかし、リスクゼロではありませんし、何より暴落、長期低迷に耐えられない人には、メインとしての長期投資対象としては向いていないと思います。

私は夢を買うというノリで、少額投資をしようと思っています。何千万円と積み立てることはありません。入金（購入は）せいぜい何百万円に留めようと思います。

とりあえずは、毎日、２万円積立からスタートです。

ナスダックもやっと買い時、割安感？が出てきました。これからしばらく停滞、低迷するかもしれません。

レバナスには絶好の仕込み時と思います。

投資は自己責任で。