キャピタルゲイン増税が財務省の目論見どおり着々と進んでいます。今は政治的落としどころを窺っている状態。

恐らく子供向け支援とか氷河期世代対策とか、一般受けしそうな財源というかたちで強行されるのでしょう。

しかし、財務省の本当のねらいはキャピタルゲイン増税ではありません。もともと有る租税ですし、増税したところで税収はそれほど増えるわけではないからです。

本丸は消費税増税に早期に道筋をつけること、および大型新税の導入でしょう。たとえば金融資産そのものに課税するとかのような。コロナ対策でバラマキしているので、それを取り戻すためのコロナ復興税という手も有ります。東日本大震災の復興税と同じ発想。

日本に救いがないのは、このように自由な資本主義に反する社会主義的増税が、日本で最も右寄りで資本主義の牙城であるはずの与党、自民党から出てくることです。

野党の大半は自民党よりさらに左寄りの政策を標榜しているので、選挙で我々がこのような不必要で日本の経済力や国際競争力を弱める増税にNOをつきつけることが出来ないのです。

日本は絶望的です。

それでも抵抗しないわけにはゆきません。

日本株を徹底的に売り浴びせましょう。

日本国債も売りましょう。

こんな国のアセットには投資しないという意思表示です。

あいにく私はどちらも持っていませんが、確定拠出年金には日本株や国債が含まれているインデックスで運用しているので、可能な時期になったら直ちに解約します。

日本株を暴落させて事の重大さを現政権に知らしめることが、我々に出来る最も有効な対策です。

日本のような衰退国でしかも、近く東南海地震が襲うことが確実で、それによって経済の根幹が崩壊するような国の株や債券を抱えているのは大きなリスクです。

全て売って外国株など日本以外のアセットに投資することです。

投資は自己責任で。