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【ウクライナ問題】プーチンの独り勝ちじゃないかな



アメリカ、日本など多くの西側諸国の政府はウクライナ在住の自国民に対し、至急国外に脱出するよう警告を発しています。大使館員にすら退避指示が出されています。


これはウクライナにロシアが軍事行動を取った場合、軍事介入はおろか、自国民すら守れませんよ、という宣言に他なりません。


ウクライナはNATOに加盟しているわけでもなく、日本の様にアメリカと安全保障条約を締結しているわけでもないので、仕方ありません。外交ルートを通じ、効き目の薄い経済制裁をちらつかせてロシアをけん制することが西側の限界なのです。




この状況はプーチン率いるロシアにとって絶好のチャンス。フリーハンドで怖いものなし。何ら失うものはありません。


なぜなら:


・ロシアがウクライナ侵攻を止めるのは、西側が大きく譲歩(ウクライナのNATO加盟を認めないことは勿論、親ロシアのウクライナ東部へのロシア関与を強める等)し、ロシアの言いなりになる場合だけ。万一、ロシアの要求を呑むならプーチンは万々歳です。


・交渉決裂すればロシアは一気に侵攻し、親ロシア傀儡政権樹立を目論むでしょう。孤立無援のウクライナ軍は圧倒的戦力のロシア軍に成す術がありません。


・経済制裁もロシアには効き目が乏しいでしょう。ガス、石油という天然資源を握っているので、欧州の足並みは乱れるし、エネルギー危機の最中、売り先はいくらでもあります。中国も支援に回っています。表向きは中立を装いながら。


・ウクライナは元々ソ連邦の一部ですし、歴史的にロシアとの繋がりが強いところ。血は水よりも濃い。ロシア国民世論はウクライナ侵攻に拍手喝采。関係強化を祝福するはず。自国の安全保障強化にもなります。プーチン人気は再び復活、権力基盤は一層強化されます。




ということで、プーチンさんにとっては事態がどうなろうと得でしかない状況。


そもそもが、このようなスキを与える口実を作ったお気楽ボケ老人バイデン政権とウクライナの芸人崩れのポピュリズム大統領が、狡猾なプーチンに付け入られたことが、今回の事態の発端です。


馬鹿が指導者になるとどれだけ不利益を被るか、という絵にかいたようなケースと思います。




ウクライナ侵攻となれば、エネルギー株以外は一旦暴落するでしょう。


それでも1年も経てば既成事実化して、何もなかったかのように平常に戻るでしょう。クリミア半島と同じことです。



素人の個人的見解です。投資は自己責任でお願いします。