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【朗報】自由主義経済の強み【ガス、石油増産】

古典的自由主義経済の基本は、人々が利己的に利益を追求しても、需要と供給が価格調整メカニズムという「神の見えざる手」によって資源、財の最適配分がなされるというものです。アダムスミスという経済学者の名前とともに学校で習わなかった人はいないでしょう。


もちろん、これだけでは偶に来る恐慌や景気過熱によって人々の生活が脅かされることもあるので、財政政策によって、景気を温めたり冷ましたり、貧富の差をマイルドにしたりという「補完的」調整が必要とされています。これはケインズ経済学という分野で、詳しい内容はともかく、基本くらいは高校でも習うはずです。


「神の見えざる手」に対する人為的な介入はあるにせよ、自由主義経済、資本主義の基本はあくまでも自由な経済活動。アメリカを筆頭にこれが過度に阻害されることが無かったゆえに、世界はこれまで幾多の困難を経て発展し、社会主義、共産主義は事実上滅びました。




年明け以降の不透明で悲観的な状況にあっても、アメリカの自由主義経済は健全なことを示す朗報です。


米エネルギーサービス会社のベーカー・ヒューズによると、米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は前週から10基増の645基と、2020年4月以来の高水準となり、リグ稼働数は前年同時期を248基(62%)も上回ったそうです。


内訳は石油リグは4基増の520基で、20年4月以来の高水準。天然ガスリグは6基増の124基で、19年12月以来の高水準ということ。


昨今のエネルギー価格上昇を受けて、増産の勢いが増しています。


世界的にみてもイランの原油導入の動きなどもあり、ウクライナ問題が影を落とす中、着実にエネルギー供給は上昇することが予想されます。


まさに価格メカニズムの勝利。中長期的にはエネルギー価格は安定に向かい、インフレ圧力は弱まり、経済成長に寄与します。




われわれはどうしても目先に囚われ、日々のニュースに一喜一憂しがちですが、自由民主主義、資本主義が機能している限り、様々な課題を乗り越え経済は発展し続けます。


米国株インデックス長期投資を安易に止めて、金利のつかない銀行預金ばかりにしたり、下手な投機に手を染めたりすることは、結局は何の得にもならないこと今一度思い起こしたいものです。



投資は自己責任です。