今日は日銀政策決定会合が開催されます。日本版FOMCみたいなものです。

大方の予想は現行の金融政策の継続。インフレ目標の２％にすら届いていないので当然といえば当然。

巷では円安、ウクライナ情勢、アフターコロナの影響などにより物価が上昇しているものの、これまでの日銀のスタンスからすれば、デフレ脱出には至っていないということです。

なので現時点で金融面からは円安にストップをかけるアクションは望めなさそうです。ドル円レートは良くて現状維持（125～130円）あたりのボックス圏相場でしょう。来週のFOMCに大きなサプライズが無い限りは。

為替介入という手は先日のイエレン長官と鈴木財務大臣の会談で明確に否定されたようなので、当面はあり得ません。ちなみに為替オペレーションは国（財務省）の専権事項なので日銀は事務取扱以上の権限はありません。

円高への流れは絶たれたような。焦点はこれ以上の急速な円安をどうやって避けるかということになると思います。もちろん名案などありません。あったら教えてほしいくらいでしょう。

それでも一縷の希望は５月（中旬）に発表される、４月度のCPIです。

４月度から昨年の携帯料金値下げの影響が無くなるので、CPIが大きく上昇すると言われています。たとえばそこでCPIが、それもコアCPI（生鮮食料品を除く）が大きく2%を上回るならば。

そしてそれが５月も続くならば、、、

次回、６月の日銀政策決定会合において、金融政策が大きく見直され、何らかの引き締めがなされる可能性が出てきます。

恐らくはそれまで、大幅に円高に振れることはないでしょうし、さらに６月も日銀が金融緩和継続ということならば、円安が続く可能性が高いということになると思います。

素人個人の予想です。投資やFXは自己責任で。