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【今ですか!】最後の黒田バズーカ砲炸裂で円安長期化へ

連日のロシア砲撃に心が落ち込んでいるところに、今度は日銀黒田総裁から強烈な金融緩和砲が炸裂してしまいました。黒田総裁の任期は来年まで。恐らく最後のバズーカ砲でしょう。


「金融政策は当分一切揺るがず。」


非常に強硬かつ明確なメッセージでした。


現状のイールドカーブコントロール(YCC)堅持。毎日でも指値オペやって長期金利を抑える。
さらに、今年のコアインフレ予想を1.9%として、当面の方針転換を完全否定。


私としては、昨日書かせていただいた様に、6月の次回の日銀金融政策決定会合では若干なりとも方針転換を期待していたので、全くあてが外れました。


円は易々と130円の大台越え。来週のFOMC如何では130円近辺が当分定着するかもしれません。




なぜここまで日銀は金融緩和に拘るのかというのは、ひとえに日本がデフレから脱出しておらず、景気は悪いからです(≒需要不足、需給ギャップ大)。


中央銀行の役割として引き締めする段階には程遠いということです。


もちろん黒田総裁は勘や思い付きで言っているのではありません。天下の日銀の経済調査・分析を基に発言しています。


これは別の見方をすれば日銀が財政出動へ一層の努力を求めたということ。日銀の仕事は完了した。これ以上は無理なので、次は政府の仕事ですよとボールを投げた。


先日、真水で6兆円の臨時経済対策が発表されましたが、それでは一説に20兆円にもなる需給ギャップを埋められない。一層の財政出動が必要だということを突き付けたのだと思います。




財務省傀儡の岸田内閣は財政出動として現状最も有効な減税(消費税、ガソリン関連税、金融所得税等の減税)で需給ギャップ解消など出来ません。


参院選を控えているので、恐らく稚拙なバラマキはやるでしょうが、景気を好転させるだけの内容になるかどうか。


日本のスタグフレーションはさらに悪化するかもしれません。




円安は米国株に新たに投資するには不利とはいえ、益々日本経済の行方に暗雲が垂れ込めており、依然として資産形成に有効な手だと思います。


今朝の米国株は爆上げしていましたが、まだまだ年初来からは低いレベル。


これからも無理のない範囲で米国株インデックスなどに投資することで、資産防衛になると思います。




投資は自己責任で。