【FIRE】株価の下落を耐える術
私は何を隠そう、別に隠す必要も無いのですが、今流行りのFIREを目論んでいます。
何か時代の最先端のライフスタイルを目指しているようで、カッコ良い響き(笑)。
けれど実際は、実質定年65までにはリタイアするというだけ。60前にリタイアするつもりはないので、これをFIREと言えるのかどうか。
60過ぎれば厚生年金は貰えるので、FIREの前に「なんちゃって」とか接頭辞をつけなければなりませんね。
60歳+α定年前のなんちゃってFIREはこれから増えるのではないでしょうか。
年金の繰り上げ受給(65到達以前に受給開始)の条件が今年から緩和されたり、FIREブームでリタイアに対するポジティブな価値観も広がっています。
60過ぎてのFIREは何といっても厚生年金という強い味方があることも大きなメリット。もし株等の運用資産が暴落しても、回復するまで年金で糊口をしのぐことも出来ます。
さらに退職金があれば余裕です。
一方で真性のFIRE。30、40代、50前半までの完全リタイアというのは、ハードルが高いでしょう。
一生独身、実家住まいが決まっているならともかく、結婚し子供が出来るとマイホーム、車、教育費等々に出費も重なり、しかも金額の算定は困難。
そのうち親の介護費もかかるかもしれません。
それでも去年までのように米国株絶好調ならば、イケイケだったでしょうが、今年のような状況となると、これから何十年もの間、4%ルールで大丈夫かと不安になるのではないでしょうか。
FIREしたユーチューバーさんで、恐らく30~40代で結婚しお子さんがいて、海外移住を目指されている方の動画をたまたま見ました。
その方は資産運用についても情報を発信しておられるのですが、このところの株価下落は米国株、外国株FIRE人にとって非常に辛い状況であると言われていました。
しかし、その方は資産の多くを配当重視のETFで運用されていて、米国株大幅下落にも関わらず安定配当金があるので、問題なしということのようです。
せっかくのFIREなので、楽しく人生充実しなければ意味がありません。株価ばっかり気になって、びくびく過ごしていたらFIREの魅力半減でしょう。
若くしてFIREされる方には、キャピタルゲイン狙いの米国株インデックスだけではなく、保険、安心感という観点で、投資効率が劣るとしても株価に影響を受けない配当収入を一定割合持つというのも1つの考え方でしょう。
60越えFIREなら先述のとおり、年金、退職金という強い味方があるのでそこまで不安は無いとは思いますが、心配性の方はインカムゲインのETFなども持っていた方が良いかもしれませんね。
ちなみに私の場合は不要。年金+現金で暴落相場を乗り切る算段。
投資とFIREは自己責任で。