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eMAXIS Slim米国株式S&P500だけでよいのか問題:その5、続編


以前、今年の2月末頃に「eMAXIS Slim米国株式S&P500だけでよいのか問題」と題して4本ほどブログを書かせていただきました。昨今の米国株インデックス投資ブームのお陰か、今でもコンスタントにアクセスがあります。


当時は株価暴落前段階であり米国株価割高感が強く、S&P500以外に投資対象は無いかということで、同じeMAXIS Slimシリーズから海外株式投信に限って比較しました。


私の場合、投資は海外株式インデックスしかやるつもりはないので、このような偏ったものとなっています。不動産、債券、貴金属と投資対象は数多ありますし、投資信託積立に限らずとも投資方法は様々ながら、老後も自分が何とか理解しコントロールできるのは海外株式インデックス投資信託のみ、ということで対象を極端に絞っています。なにもこれが一般的に良い、誰にでもお勧めという意味は全くありません。


対象としたS&P500,、先進国、オールカントリーのeMAXIS Slimの各投資信託は、値動きが非常に似ており、あえて分散投資せずパフォーマンスの優れたS&P500に集中することで特に問題ないと思います。ただ、出来るだけ割安時に上手く買増せればベストということはあります。でもなかなか難しいので、ドルコスト平均法であればよいでしょう。


また、今改めて思うのは、短期的には世界各国の株価はほぼ連動するとしても、数十年という長期的スパンでの継続投資を前提にした場合、また違った考え方もあるのではないか、ということです。


この先10年程度では、米国企業・株式の優位性(経済力、技術力、資本主義の徹底、政治力、軍事力等を総合した国力による)は大きく揺らぐことは無いと思いますが、20年、30年後どうかなんて誰にもわかりません。個人的にはそれでも、ヨーロッパは衰退と混とんから抜けられないように思いますし、新興国が力をつけるのは確実でしょうが、こと株式市場という括りで、中国やインドがアメリカを凌駕するとは考えられないですが。


とはいえ、繰り返しますが、そんな先のことは誰も予測不能です。今30歳の方が積み立て投資を開始して老後資金を貯めようとするなら、最短でも60歳になる30年後のことを見据えて投資を行うことが求められると思います。


投資対象を全世界株式ということにしておけば、世界の株式市場のインデックスに投資するということになり、世界経済が成長する限り、国によって盛衰はあっても、それは自動的にリバランスされるので、気にすることなく投資出来て世界経済発展の恩恵に与ることができます。


それがアメリカだけとなると、万一、アメリカの国力が衰え、基軸通貨国家、覇権国家の地位が揺らぐ事態になれば対処できません。


わたしの場合、米国株式のほぼ一択(つみたてNISA、拠出年金は先進国、新興国にも分散)で今のところポートフォリオを変えるつもりはありませんが、若年層の方はリスクヘッジという意味でも世界株式インデックス投資を検討する価値はあると思います。




あくまで個人的見解です。投資は自己責任でお願いします。