毎日積み立て生活

eMAXIS Slim 米国株式 S&P500の毎日積み立て始めました。since July 2019

勝負は10月と11月

今朝の米国株はしっかり戻して終わりましたね。ナスダックの大量の売りは止まって、昨日の下げの半分ほどを取り戻しました。


ほっと胸をなでおろしている人も多いでしょう。


これで安定飛行に戻るのか、50日、100日平均線を下に突き抜けるような乱気流相場に入るのか、もう少し様子を見ないとわかりません。


それでもまだ9月は、来週のFOMCでFRBがしっかり仕事さえすれば、米国株にそれほど大きな波乱は起こらないでしょう。


大きいか小さいかは主観的、恣意的ながら、私の感覚でS&P500の9月最高値から10%以上、上下に振れないというイメージです。




⭐️勝負は10月and/or 11月。


1.新型コロナの感染状況が、大規模ロックダウンをまた必要とするまで悪化するのか。


2.ワクチンの開発がどこまで進むのか。


3.誰が大統領になるのか。


これらが米国株や世界株に大きな影響を本格的に及ぼすのは来月からの2か月間と思っています。


特に大統領がトランプかバイデンかにより、株価は真逆の方向に進むと予想します。


もちろん、バイデンになれば爆下げ。


以前にも書きましたが、大企業や富裕層に増税して株価が上がるわけもないです。エネルギー、環境政策の大転換で化石エネルギー産業だけでなく、大半の製造業は経済的に多大な悪影響を受けます。


さらに、マクロ的には政府財政支出の野放図な増大により財政赤字と経常収支の悪化が進み、ドル安と高金利、悪性インフレの芽を育てかねません。




私がこのように書くと、アメリカのメディアはバイデンになっても株価に中立かむしろ良いという分析が多い、と反論される方もおられるでしょうが、こと本件に関してはアメリカメディアなど全く信じるに足りません。


CNNをはじめ大半の大手メディアは民主党寄り。民主党支持のメディアがバイデンに不利な情報を流すわけありません。



創業者が民主党大統領候補になったブルームバーグなんて酷いもので、あからさまにバイデン経済政策の悪影響をスルーです。ブルームバーグといえば24時間世界中で経済ニュースを垂れ流している局。海外出張の時など、私もよくお世話になっています。そんな世界的メディアが偏向報道して恥じるわけでもない。




現時点で大統領が誰になるか全く予想すらできません。世論調査などあてにもなりません。支持率バイデンがリードといっても、米国大統領選は州ごとの選挙人総取り(ネブラスカとメーン州だけは違う)。得票数に比例して決まるのではないのです。


伝統的に民主党、共和党が圧倒的に強い州というのがあり、支持率などに関係無く、共和党が勝つ州は勝つし、カリフォルニアやニューヨークが民主党から共和党に寝返ることは有り得ません。(ただし、今回は共和党の金城湯池テキサス州の危機が伝えられており、そこでまさかの共和党敗北になるとトランプ再選の目は無くなりますが。)


キーとなるのは共和党と民主党の間で選挙のたびに揺れ動いているスイングステート。それもフロリダ、オハイオ、ペンシルバニア、ミシガン、ノースカロライナなどの大票田が勝負を決するでしょう。


これらの州で前回はトランプがヒラリーに辛勝したからこそ、支持率や得票数でヒラリーに大負けしていても、トランプが大統領になれたのです。




今回はどうなるか?誰にもわかりませんが、この結果によって米国株の命運が大きく左右されることは避けられないと思います。

個人的意見です。投資は自己責任で。