S&P500最高値更新、それから?
今週末終値ベースで、S&P500は僅かながら、過去最高値を突破しました。
前の最高値が9月始め頃ですから、約2か月強ぶり。
この2か月間を振り返れば:
1.大統領選、上院選の行方不透明
2.決まらない対コロナ経済対策と急速な感染拡大
3.ワクチン開発の結果待ち
おおよそこのような下押しファクターがあり、株価の頭を押さえてきたのですが、かといって悲観一色の暴落もなく、結果として狭いレンジを行ったり来たりでした。
そして現在、大統領はほぼバイデンさんに決まり、上院はジョージア州2議席(1議席は再投票、1議席は前から決まっていた補欠選)が来年年初まで未定ながら、共和党が1議席も取れない可能性は低く、上院の共和党多数派は死守出来そう(どんでん返しの可能性無いわけではないが)。
遅ればせながらも、来年早々にはバイデン政権が経済対策を実行するはず。
ワクチンはファイザーが先陣を切って、今月中にもFDA承認され、早々に接種開始が期待される。モデルナ、アストラゼネカ等の他社も続く。
こう考えると、これまでの足枷が無くなって、S&P500は一直線に右肩上がりとなるのでは、と思わないでもないですが、既にS&P500は割高。景気回復が確かなものになれば、巣籠り系ハイテク株が売られる、ということでそれほど簡単に行く保証は無いかもしれません。
今の株価が将来の回復をどこまで先取りし、織り込み済なのか、全くわかりません。
あまり高値で買いすぎないように注意しながら週明けの米国株を見守っていきたいと思っています。
個人的見解です。投資は自己責任です。