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あえて問題提起、コロナワクチンの死角

ファイザーに続き、モデルナ社のコロナワクチンも90%以上の効果有り、という「自社発表」がありました。


これだけだと、あーそうか、ファイザーと同じようなワクチンだからね。で済みそう。


しかし記事を読むと、ファイザーのように-70、-80度という極低温で保存の必要はなく、-20度ほどでよいのだとか。短期間であれば、一般の冷蔵庫でも十分と伝えられています。


効果、製造コストがそれほど変わらないならば、という条件つきではあるものの、もしこれが本当なら流通、保管という点で、モデルナワクチンは、ファイザーに比べて圧倒的優位。


世界中に素早く行き渡るでしょう。


来年の秋冬は、少なくとも先進国ではコロナの恐怖から解放され、正常な生活に戻っているかもしれません。





(コロナワクチンの死角)


コロナワクチンは接種すれば9割の人が罹らなくて済む夢のワクチンでしょうか。それはもっと時間をかけて検証しなければ何とも言えないはず。ワクチンは数年かけて慎重に開発して、その有効性と副作用を見極めるのが普通です。


ちなみに同じ気管支から感染するインフルエンザワクチンについて、厚労省の公式見解は以下の通り。少し長いですが重要なので全掲。


「体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。
 ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。この状態を「発病」といいます。インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。 国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています」


厚労省の公式見解でこの程度。医師によっては疑問視する方も少なからずおられます。以前書いたように私の知り合いの医師もそうで、もし本当に厚労省の言う通りなら、なぜ高齢者がインフルエンザで毎年多く死んでいるのかと言われます。


長年使われてきたインフルエンザワクチンですら、高齢者の発病阻止には34~55%しか効果が無いのです。コロナワクチンと同じではありませんが、個人的見解ながら、早計に9割に効くとか、過度な期待はしないほうが良いと思っています。



さらに、もっと怖いのが副作用。今のところ重篤な副作用は無いということですが、もっと時間をかけないと出てこない副作用もあります。だからこそワクチン開発には数年という時間を要するのです。


今回は緊急性が勝るということで、長期に渡る副作用については完全スルーで認可されるでしょう。


このようなワクチンをみんな喜んで接種するでしょうか。そして万一、深刻な副作用があった場合、ワクチンがまた無くなってしまう懸念はないのでしょうか。






(今の心境)
こうして考えると、楽観ばかりは出来ません。でも株式市場はお構いなしに上げ続けています。


バスに乗り遅れないようにするべきか。飛び乗ったバスが先々事故を起こすリスクを見込んで、見送るべきか。


悩ましいところではあります。




いつもながら投資は自己責任です。