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ファイザー製コロナワクチン、90%有効の正体

ファイザーやモデルナのコロナワクチンが90%程度有効、とテレビをちらっと見ただけだと、単純に、ワクチン接種した人の9割はコロナウイルスが体内に侵入しても感染しないんだ。と思ってしまいます。


よく調べてみると、どうやらそうでもないようなので、ファイザーの例で簡単に書きます(モデルナの手法も大差無いと思います):


被験者全体: 43,538 人


内、
ワクチン接種者: 21,769人
プラセボ接種者: 21,769人


ワクチン接種者でコロナ感染した人:  8人
プラセボ接種者でコロナ感染した人: 86人


ワクチン接種により感染防止出来た人: 86-8=78人


ワクチン有効率: 78 ÷ 86 × 100= 90.7%


これが実態です。


被験者全体は4万人以上と多いのですが、ワクチン接種していなくても(=プラセボ接種)、コロナに感染したのは21,769人中、僅か86人しかいないのです。


これは被験者がコロナウイルスに接触していないからなのか、仮に接触していても、感染しない何らかの免疫、抗体があったからなのか明らかではありません。


しかし、


ワクチン接種しているグループの感染率が約0.04%
ワクチン接種していないグループの感染率が約0.4%


とどちらも極めて低いのです。このような状況で、90%有効というのは意味のある数字なのでしょうか?


私は統計学の専門家でも、薬学の専門家でもないので、軽々しく結論づけることはしませんが、この数字を見て少し不安になりました。