毎日積み立て生活

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【二者択一?】雇用増かインフレ阻止か

今朝も米国株はパッとしない結果に。S&P500、ダウ、ナズダックともに下げて終了。


コロナ以降に上がり過ぎたハイテク株とテーパリングへの疑心暗鬼等々。


買い難い環境ではありますね。





それでも今の状況をどのように理解すれば良いか、いろいろ調べたところ、みずほの唐鎌さんが示唆に富む分析をロイターコラムに発表されていました。


・コロナ前、景気が良く雇用が最もひっ迫していた2019年の失業率は3.5%程度まで下がっていたが、コアCPIは2.5%に到達することはなかった。一方で現在の失業率は6%近くあり、インフレを警戒するのは時期尚早。


・リーマンショックの2010年2月に870万人が雇用喪失。これが回復され正常化したと考えられるのは2014年5月であり4年も経った後。コロナショックから1年後の2021年4月時点でも雇用喪失は820万人もおり、雇用正常化から程遠い。


これだけを読むと、雇用状況は回復からはまだ遠く、ハト派色が鮮明なパウエルFRBが金融緩和の手を緩めるのは相当後と考えることが妥当のようです。


しかし、先週発表された4月のコアCPIは、4.2%もありました。唐鎌氏がコラムを書かれたのは、この発表の前だったのかもしれません。


ただしこのインフレは主に半導体市場の需給ひっ迫の影響などもあり、一時的という見方もあります。





どう判断するか難しいところ。繰り返しになりますがパウエル議長はこれまでの言動からしても、非常に弱者の味方で雇用改善を何より重視する、超のつくハト派と思われるので、少々のインフレは厭わず、現行の緩和路線で相当長期間、少なくとも年内は突っ走るのではないかな?と思ったりします。


そうなると、今は一服していますが、今年の米国株高はまだまだ続くのかもしれません。


ということは、今は買い場か???




個人的見解です。
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