つみたてNISAと二宮尊徳
私が子供だった昭和の頃、どこの小学校にも二宮金次郎の像があったと思います。
薪を背負って歩きながら本を読んでいる少年像。
最近は撤去されたり、新設校には設置されなかったりしているそうです。
歩きながら本を読むという行為は、歩きスマホを連想させて危ないからなのか?
そういえば、二宮金次郎を真似て学校帰りにランドセル背負ったまま、本を読みながら帰るのが流行ったこと思い出しました。本は勿論、教科書ではなく、当時学校で買っていた学研の科学と学習。
50代以上の方には懐かしいでしょう。今も有るのかな?
ところでその二宮金次郎(正しくは、二宮尊徳)さんは良い言葉を残しておられます。
積小為大
小さいことも積み重なると大きくなる。
まさに長期資産形成の要諦。
少しづつであっても、我慢し、風雪にも耐えて積み重ねていけば、やがて大きな資産となる。
二宮尊徳が複利効果や資本主義経済を知っていたわけでは有りませんが、いつの世にも通じる真理。
私事ながら、企業型確定拠出年金を制度が出来た直後から先進国株式、債券(いずれも日本を含む)などを積立て20年ほどになります。
リーマンショックで含み損が続き、家人から大ヒンシュクでした。それでも諦めることなく続けてよかったと思えるほどの資産にすることができました。
投機で一発当ててお金持ちになって、逃げきる人も居られるのでしょう。そういう人は余程運も良く、実力も御有りなのでしょう。
そういう生き方も否定しません。投資は自己責任なので。大儲けしても、大損しても全て自分に返ってくるだけ。
けれど、若く才能も将来も有る方が、無謀な投資で失敗して人生詰んでしまうのは、勿体ない。
なのでせめて、つみたてNISAで堅実な投資をしたうえで、FXでもビットコインでもレバでもやっていただければと思います。
年月を経て、つみたてNISA口座を見たとき、積小為大の真価を知るでしょう。
注)iDecoも余裕があれば、つみたてNISAよりさらに税制上有利で、やっていただくのは良いのですが、60歳までに引き出せない(引き出すと不利)という点には留意する必要あります。
企業型確定拠出年金は会社に居る限り、半ば強制(じゃないところもあるようですが)なので仕方ないですね。
投資は自己責任で