毎日積み立て生活

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つみたてNISAで日本を救う


日本の未来は明るいというニュースは最近見たことありません。


少子高齢化が止むことなく悪化するのに、何ら有効な手が無い。


頼みの経済力(=日本企業の競争力)も低下し、唯一強いと言われる自動車関連産業も、EV化に出遅れの懸念が出ている。


こういった悲観的状況の一番の被害者は、これからの日本を担う若者です。


日本を救うことは、即ち今の若者を救う事。


日本の若者が誰でも将来に確たる希望を持って働き、所得が向上していく。その結果、結婚したい人は結婚し、子供が欲しい人は欲しいだけ育てることが出来る。


こういった普通の状態に戻らない限り、日本に未来はありません。




資産形成の観点から若者に恩恵を


令和の日本を担う若年勤労世代(10代後半~40未満)に真の恩恵有る政策は色々考えられるでしょうが、資産形成の観点から私の個人的な思いを書かせていただきます。


冒頭に掲げた以前のブログのとおり、つみたてNISAはライフステージ後半の人生に安心を与えるのにキーとなる良い制度です。


これをさらに改良し、若い人達によりメリットがあるものに出来ないものかと、考え巡らせました。


第一案:一定の年齢以下のつみたて金に国から給付金をつける
    →  つみたてすら出来ない人、つみたて可能金額によって差異が生じ不公平論が出る恐れ、給付金支給への役所の抵抗。


第二案:一定の年齢以下のつみたて金を所得から控除扱いとする
    → iDecoと同じ控除となり制度が被る。そもそも控除となる所得自体が低く、メリットが無い人が居て不公平という批判の恐れ。


第三案:一定の年齢以下のつみたて上限を増額し、余った場合に次年度以降に繰り越し可能とする。
    →   つみたて金額の上限に達しなかった枠を過年度利用可能にすることで家計状態に応じフレキシブルに設定できるメリットは大。ただし、上限増額には役所の抵抗も。 



どれも一長一短ながら、比較的採用される可能性が高いと個人的には思うのは第三案。最低でもつみたて上限金額の次年度以降繰り越しならば、抵抗は少ない気がします。


よりご理解頂き易い具体例を書きますと、
40歳未満の場合、10年間はつみたて上限枠の繰り越し可能とするのです(あくまで例です)。


10年ですから上限は400万円。現状の制度なら1年間のつみたて額が40万円に満たなければ、その余りは次年度以降に繰り越し不可能ですが、それを可能にしようということです。


10年間で400万円の枠をフル活用出来る可能性を少しでも高めることです。


若いときは結婚、出産、マイホーム取得等々、急な出費はつきもの。毎年確実につみたてNISA上限の投資が可能とは限りません。その代わり後年に余裕が出来たら、その分の積み増し可能になれば誰も文句はないでしょう。


これに40歳未満の10年間は年間積立上限を例えば50万円まで増額とセットにすれば、さらに良いかと思います。


この例では、このようなメリットをフルに活用するには遅くとも30歳にはつみたてNISA開始することが必要ですから、若者への投資意識高揚にも役立つでしょう。


今年度から家庭科で資産運用の授業が始まったようです。国もこれから生きていくには資産運用は欠かせないということを認めたということです。


国として教えるだけでなく、制度面でも支援強化するというのは当然です。




益々厳しさを増す日本の経済状況の中、次世代を担う人たちに少しでも希望と安心になるように、本日は資産形成という側面から勝手ながら私見を書かせていただきました。



投資は自己責任です。