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トランプ大統領、新型コロナ感染の長期化を示唆

今朝のプレスカンファレンスでトランプ大統領が新型コロナ感染について言及したということです。


直接見ていなかったので、報道機関の発表しかないのですが、ロイター日本語版は「新型コロナの米国での最悪期が7月もしくは8月、さらにそれよりも遅い時期になる可能性がある」と伝えています。

YahooU.S.ニュースでは、”President Donald Trump said in a press conference Monday afternoon that the U.S. response to the coronavirus outbreak could last through July or August”.
という表現で、これならば7、8月まで感染は続くということで、幾分マイルドですが、どちらにしても数か月感染は続くということで、この発言の後、さらに株価は大幅下落したのはご存じの通りです。

トランプ大統領とはいえ、このような深刻かつ悲観的な内容を、それも具体的期日まで挙げて、適当に思いつきで言うとは考えられないので、CDCかどこか権威ある機関の予測に基づくものでしょう。

アメリカでは既に市中感染が始まっており、これを武漢や韓国、イタリアのような急速な感染拡大にし悲惨な被害にならないように、コントロールしながら感染のピークをなだらかにして長期戦に持ち込むことが決定したということです。


この間、旅行、外食、エンターテイメント、集会など感染を広げる行為は大きく制限されます。


言い方を変えると、生きるのに必要最低限のアクテビティだけが許容され、生命維持に関係の無い行動は自粛、もしくは制限されるということです。

これでは経済は回りません。数か月も続くということなら、失業が激増することは避けられず、体力の無い中小企業の多くが倒産するでしょう。


最悪の場合は信用不安が発生し、リーマンショックの再来になりかねません。そのようなことにでもなれば、大企業倒産や大手金融機関の破綻が発生し、早期景気回復は何年も先に遠のくことは確実です。



昨日はアメリカをはじめ主要国金融当局が、現時点で可能な手は全て打ち尽くしました。もう殆ど実質的にやれることはありません。そして今朝のニューヨーク株式市場は金融支援だけでは全く不十分、という冷や水を大量に浴びせました。







次は財政の出番。

President Donald Trump on Friday announcing a waiver on federal student loan payments until further notice, and massive crude oil purchases by the Department of Energy to fill the U.S. Strategic Petroleum Reserve “to the top,” to aid shale producers hit by the recent slump in oil prices.

In Congress, the House of Representatives passed a bipartisan bill to help provide further support in response to the coronavirus. The legislative package, which passed with a vote of 363-40, broadens access to free testing, expands sick leave benefits and helps provides food aid for vulnerable populations, including children whose schools have closed due to the coronavirus. The Senate is expected to vote on the bill this week.

今のところ出ているのはこの程度。学生ローン返済の無期限延期、シェール企業支援のための石油備蓄拡大、ウイルス無料検診、病欠手当拡充、弱者への食糧支援、等。

これだけで株式市場が納得するでしょうか?

アメリカ政府の次の一手が見えない限り、米国株はひたすら下げ続けると思います。一刻も早く大胆かつ大規模な財政支援策の発表が待たれます。