異常な原油安が永遠に続くわけないはず
サウジとロシアの減産交渉決裂の結果、生産拡大に歯止めが利かない状態になり、一時は1バレル20ドルを切るまでになった原油価格。
このままでは、新型コロナによる需要減と合わせ、勝者無き戦いになることを危惧し、世界最大の産油国であるアメリカも巻き込んでの、OPEC+の減産への努力がなされ、一時は合意の期待も高まったが、結局はあえなく決裂。
先週末約23ドル/バレルまでまた下がってしまった。
石油業界の専門家でもないので、素人の直観ながら、サウジの最も大事な同盟国のアメリカを敵に回し続けることが有り得るの?と素朴に思う。また、サウジしか生き残れないような価格を、ほかの産油国が永遠に放置するわけがないとも思う。
ロイターによると
「トランプ米大統領は、世界的な原油生産削減に向けてメキシコを支援することで合意。メキシコのロペスオブラドール大統領はこの日、米国が肩代わりする減産規模が日量25万バレルになると明かした。 米国がメキシコの不足を補う。ただ、米石油会社にさらに減産を求めるかどうかは明らかにしなかった。」
ということらしい。
これが本当で実現するなら、メキシコは減産に歩み寄り、OPEC+の減産合意が近く復活する可能性もある。
そもそも今は新型コロナの非常時。これが収まるといずれ需要は大きく回復するはず。それだけでも価格は幾分回復する。
早ければ数か月、遅くとも1~2年でまた原油価格は元のバレル50ドル近辺に戻ると考えるのが自然なような気がするが。
別に楽観的とかではなく、「常識的」にそうじゃないかと。
休日の素人の戯言ということでお許しください。
原油価格もいずれは正常に戻る⇒原油安による米国株価への悪影響も消滅する
そう信じて、来週もeMAXIS Slim米国株S&P500の毎日10万円積み立てを続けます。